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新宿のハッテン場:BACK DROP
昨年から最近にかけては、神田のNinja、24会館浅草、池袋JIN-YA、日暮里のMARASITE、横浜のBlazer・Hook横浜・光音座などを新規開拓しました。
この記事を書いた2023年は、あまりに良いことが重なって起きるので、新宿のBodyBreath!ばかり通っていました。
しかし、人気店であるBody Breath!にばかり行く日々に物足りなさを感じてか、せっかくなのでBodyBreath!からほど近くに居を構えているBACK DROPに行ってみました。
今回の記事では、着衣系DVDボックスのBACK DROPについて紹介してみようと思います。
アクセスについて
BACK DROPは新宿二丁目のメインストリートから脇に少し入ったビルの4階にあります。詳細なアクセス方法は公式ウェブサイトをご覧ください。古い雑居ビルながらちゃんとエレベータが設置されていました。
内装について①:入店からハッテンまで
内装や内部のシステムは、他のハッテン場とかなり違う部分が多く感じられました。
まず、ロッカーがかなり小さいので、リュックサック等の大きな荷物は受付の中に預けます。
銭湯に行かれる方はわかると思いますが、更衣室の大小あるロッカーのうち、小のロッカーのサイズ感に似ています。冬場にダウンジャケット等を着て行くと、洋服を入れるだけでロッカーがパンパンになりそうなイメージです。
受付で料金を支払うと100円を渡されるので、ロッカーに所持品を入れた後に100円を入れて鍵を閉め、その鍵と交換に手首につけるリングを貰います。ここが一つの難点で、一度ロッカーを閉めると、基本的には帰る時までロッカーは開けられません(店員さんに言ったら開けてもらえるのかもしれませんが)。
ちなみに、「こんな狭いロッカーだけど、靴はどうするんだろう…」と思って周囲を見ていたら、なんとこのハッテン場は完全土足制でした(一般的なハッテン場は入口で靴を脱いで備え付けのビニール袋に入れるスタイルなのです)。
「なんだか色々いつもと勝手が違うな…」と思いながら、その違いを楽しんでいる自分がいましたが。
ちなみにハッテンフロアの手前には、自動販売機や、喫煙スペースもある広々とした休憩所が設けられていました。
「新宿最大級のDVD-BOX」と謳っているだけあって、雑居ビル系のハッテン場の中では全体的にかなり広々とした印象があります。
内装について②:ハッテンフロアについて
ハッテンフロアの中心にはDVDBOXを含む12室ほどの個室が立ち並んでいました。各個室には穴があいており、マッチすれば隣室から触ったり舐めたりができるようです。フラットタイプの部屋もあり、室内で普通にセックスをすることもできます。
周囲は通路になっており、外側にはトイレ・シャワー・横になれる一人掛けソファーが4つ置かれた部屋に加えて、さらに4つほど個室がある細長い通路もあります。
シャワーが少し特殊な制度になっていて、受付で「シャワーを使いたい」と言うと、鍵とタオルを貸してくれるので、鍵を使ってドアを開けてシャワーを浴びた後に、鍵とタオルを返す必要があります。ちなみにシャワーは数年前に新設されたらしく、他の設備と比べてかなり清潔感が高かったです。
客数・客層について
私が行ったのは土曜日の15:00頃でしたが、それなりに人がいました。多すぎず少なすぎず、丁度良い感じでした。
客層については、20代~50代くらいまでで、30代がメインかなといった印象でした。顔は、なかなかのイケメン・普通顔・ちょっとイマイチな人まで、様々でした。体型もオールジャンルな感じで、全体的に偏りがない印象でした。
消極的な人もいましたが、割と積極的な人が多いのかなという印象を受けました。神田のNinjaや横浜Blazerや日暮里MARASITEと似たような感じ。
私はそこまでモテるタイプではないので、この日は結構多くの人からアプローチを受けてちょっと嬉しい気持ちになりました。
24会館系では平均年齢的に若い部類に入るのでアプローチされることが多いのはわかるのですが、平均年齢がそこまで高くない場所でモテると、それだけで「来てよかったなあ」と思います。
店内スタイルについて
基本的には着衣系の店ですが、この日は手ブラでもOKで、実に様々な恰好をしている人がいました。
私にとって「着衣系」のハッテン場に初めてだったのですが、「着衣」の中には一種のコスプレ的なものも含まれるようで、AVで見るようなきわどい衣装を着て楽しんでいる人もいました。
個人的にはこれは結構他の店と違う楽しみができるポイントだと思いました。ゲイの中には共感してもらえる人も少なくないかと思いますが、「なんかエロいなー」と思って思わず買ってしまった露出度高めの服の中に、「さすがに露出度高すぎる…」という理由で着ていないものって結構あるんですよね。
しかも、この時の「エロい」の基準って、この服を着てエッチなことがあったら「エロい」という意味合いであって、別に街中で着ていても仕方がないわけで。
これまではさっくりエロいことがしたいということがあり、基本的には脱ぎ系の店にしか行っていませんでしたが、今後は月1くらいでBACK DROPでエロい服を着てハッテンをするのも楽しいかもしれないなー、という楽しい妄想が膨らんできました。
体験談
初めて行ったこの日は、BodyBreath!に行く前にちょっとBACK DROPを体験してみたいという軽い気持ちで初入店してみました。
折角着衣系の店に来たので、服を着てエロい感じになってみようと思い、ズボンは脱いで下着は履いたまま、上に着ていたシャツのボタンを外して徘徊してみました。
気が付くとちょっと気になっていた人に責められていて、全身をむちゃくちゃに気持ちよくさせられて、私はタチなのですが無茶苦茶に感じまくって恍惚状態に浸っていました。
あまりに気持ちよくてイってしまいそうだったのですが、BodyBreath!での出会いを主目的としていたので、頃合いを見てプレイをやめました。
おわりに
先日初めて行った着衣系のハッテン場・BACK DROPですが、個人的にはとても良いハッテン場だったと思います。ノリが良いので性欲を満たしたい時にはサクっとできるし、着衣系ならではの「エロい恰好でハッテンができる」という特殊性もあります。
一つだけ難点を言えば、ロッカーの使いづらさでしょう。ハッテン中に所有物を自由に出し入れできないのは結構不便でした。
ハッテン中に出し入れをするものと言えば、飲食物・煙草・スマホや携帯・そしてちんこくらいなものですが(冗談です)、小物の出し入れができる小さなロッカーが更にあれば良いかもしれません。
繰り返しになりますが、個人的にはもう一回行ってみたいなと思わせる特別感のあるハッテン場でした。
読者の方の中に脱ぎ系のハッテン場ばかり通っている人がいらっしゃれば、是非着衣のエロさを楽しみに来てもらいたいなーと思うお店でした。
2023/09/01
ハッテン場でアプローチをする/されることについて
さて、今回の記事では、タチ的な視点から、ハッテン場でアプローチすること/されることについて、書いてみようと思います。
ハッテン場でアプローチをすること
ハッテン場で自分がヤりたいと思う相手(もちろん基本的に複数名います)にアプローチをする前に、彼らを大体3種類に分けて見ています。
①こちらに確実に興味がある相手
②こちらへの興味関心の有無がはっきりとしない相手
③確実にこちらに興味のない相手
①の場合、すれ違う時に相手は確実にこちらを何度もガン見してきますし、③の場合は相手は明らかに故意にこちらと目を合わせようとしません。経験上、実際に①だと思った相手とはほぼ100%ヤれますし、③の相手にアプローチをした時はほぼ100%断られます(ごく稀に例外的なケースもありますが)。
①と③の場合は物事がスムーズに進むのですが、②の相手が好みのタイプだった時にとてももやもやしますよね。態度がはっきりしないので、なんか手を出して良いのかどうかわからないし、いざ手を出そうとした時に緊張するんですよね。
でも、この緊張感って実はハッテン場での楽しみの一つだったりもしませんか?。入店してあまり時間が経たないうちに好みのタイプとマッチしてサクっとやって帰る、というのも良いのですが、「いけるかな?いけないかな?どっちなんだろう?でもこの人とやりたいな」という相手が、アプローチをした結果OKだった時って、一番嬉しいですよね。
あくまで私の場合ですが、ハッテン場でアプローチをする時は以上の①~③に区分した上で、基本的には①~②に該当する相手にアタックします。
①の相手が自分のタイプであることがお互いにとって一番良い結果となるのですが、もし①よりも②や③の相手がタイプだった場合、賭けに出て②や③に該当する相手にアプローチをすることもあります。勝率は低いのですが、ヤれた時は非常に満足感の高い経験になるからです。
以上のように、「ハッテン場でアプローチをする」と言っても、その背景には結構色々な試行錯誤が繰り広げられているのは面白いですよね。
それでは、アプローチをされる側はどんなもんなのでしょうか?
ハッテン場でアプローチをされること
ハッテン場でアプローチをされた側は、比較的短い時間の中で、アプローチに応えるか拒否するかの選択を迫られます。その際、アプローチされた側には二つの状況が考えられます。
一つは、自分が認識をしていた相手からのアプローチであること、もう一つは全く認識していなかった相手からのアプローチであることです。
前者の場合、そもそも相手を認識しているので、OKかNGかの判断も割とすぐにできます。相手がタイプのウケだった日には、それだけでこの日ハッテン場に来た意味を存分に味わえる喜びに欣喜雀躍です。
その一方で、後者=こちらが相手のことを全く認識していなかった場合は厄介です。
というのも、見るからにNGな相手だった場合は丁寧にお断りすれば良いのですが、「あれ、良く見えないけどなんか良い感じじゃない?」と思った時、特に疲れている時なんかは判断力が鈍るんですよね。
判断力が鈍っているからと言って、目の前にいるのは自分に対して性的交渉を求めている男性であることに変わりはありません。YESかNOかははっきりとしなければいけません。ハッテン場では「えーわかんなーい」という曖昧さは通用しません。
そんな時に、「ええい、もうむらむらしてるし、やっちゃうか!」とヤケになって、ヤってみたら「え、むっちゃ上玉じゃないですか…」とギャンブルに勝利したような嬉しさを感じることもあれば、「え、こんな人とやっちゃったの?!」というような失敗をした経験も何度もあります。
おわりに
以上述べてきたように、ハッテン場って性行為をするための野蛮な場所だと思う人もいるかもしれませんが、実はアプローチをする側/される側の両方が割と気を張って考えを巡らせながら性行為にたどり着いたり辿り着かなかったりするという、とても繊細なやり取りがなされている場所であることがわかったのではないでしょうか。
そんなやりとりが時に楽しかったり、時に苦痛だったりもしますが、総合的に結局楽しいので通ってしまうのがハッテン場という場所なのだと改めて思いました。